クレセントめぐみ

今ここに生きて行く

セルフコンパッションの実践

セルフコンパッションは自分自身への慈悲の心を持とう というものらしい のだが私は今まで かなり自分のことを甘やかしている方の人間だと思っていたので、これは実践してもあまり変化しないのではと思っていました。
ですが簡単に実践してみたら、本当に驚きの結果が待っていました。

1、自分自身に対して批判的な態度を取らずに他者に対して優しく思いやりを持つのと同じぐらいに自分にも優しく労る心を持とう

まずは自分に言い聞かせてみる。
毎日よく頑張っているね。
大丈夫?しんどくない?
風邪気味みたいなのは治ってなかったよね。
無理しないでね。
歯が痛かったのは辛かったね。
今日は帰ったらのんびりしたらいいよ。
好きな人に声かけるように自分に優しく言い聞かせてみる。

驚いた事にそれらを 自分に向けた途端に側にいる人に対して優しい気持ちが 心の底から湧いてくるのを感じてきました。
他者に対しての優しい気持ちを持とうということは今まで心がけていたのだけれど、それは、他者が困っている時や悲しみや痛みを伴っている時がおおかったかもしれません。
しかし、今、側にいる人は全く困ってもいないし、落ち込んでもいないのにもかかわらず因みに家族でも好きな人でもないのです。
それが自分に優しくしようと自分の心に誓った途端に他者への優しい気持ちでいっぱいになれたのです。
なぜか態度もゆっくりのんびり した心持ちになれ、穏やかな空気が自分の周りにながれだしていくのが感じられました。
これはどういうことなのか?
私が私に優しくすると他者に対しても優しい気持ちが溢れ出すのです。
人に優しくされたとき感謝の気持ちがあふれます。
自分で自分に優しくしても同じように感謝の気持ちがあふれだしたのですね。
もぉこれは私にとって驚きでした。
自分で自分を慰め癒してあげることがこんなにも私を変える事ができるのか。
と言うことは、今まで私は自分を甘やかしていると思っていたのですが、もしかしたら自分に対して厳しくしていたのかもしれないという疑問でした。
そぉいえば思い当たる数々の自分への叱責を続けていたような気がします。
そして次から次に起きる仕事や家事をこなす為に、なんと自分をこき使っていたことか。
そぉしなければ誰かが困ったら大変だし、自分に向けられるかもしれない失望を避けるために日々頑張っていることか。
そんな私を慰め癒してあげることは多分とても大切な事なのでしょう。
他者に感謝されることを望むのではなく、自分自身への労いでその都度癒やしていくのです。
なんと簡単でコストがかからずにできることでしょうか。


2、セルフコンパッションは他者との違いにフォーカスするのではなく色々な人が持っている共通のことに焦点を置き孤独感や苦しみではなく他者と繋がっているという感覚を持つ

この件に関しても、自分に優しくすることで他者への優しい気持ちが湧き上がってきて自分と他者の差がなく同じように優しくできていくことにより、繋がりを感じれることができます。
1を実践することによって2は自然と獲得出来ていくのかなと思うところです。

3、マインドフルネスになる。自分自身を客観的に見る。


これもやはり自分に優しくするということに 繋がってくると思うのですが 自分に優しくすることにより感謝の気持ちがわき、他者にも同じぐらい優しく接することができるようになります。
その気持ちを客観的に自分が見ることに ができるようになることで自分自身を深く知ることに繋がっていくのです。
123はつながっているのではないでしょうか?

セルフコンパッションの高い人は支援し合う人間関係を作り上げられる。ということです 。
自分に優しくしようと思ったとたん私の周りから穏やかな空気が流れていくのが自分でも感じられました 。
それは目に見えないものですが 自分が感じたのだから相手にも伝わるものだと思います 。
そして私にとっても驚きだったのは 自尊心は高ければ高いほど良いと教えられ考えられてきたことが セルフコンパッションにおいては反対意見になるということです。
自尊心がなければ 成長できないと 色々な書籍にも書いてありました し私もそう思っていたので 自尊心をちゃんと保たなければと思っていました。
でもそれは疲れることでもありますよね。
自尊心を高くするよりも自分に優しくする方が はるかに自分にとっては いい気持ちになれることだということがわかりました。
成長しなければいけないという気持ちが強く依存心をできるだけ無くさなければいけないと思い続けていましたが セルフコンパッションを主軸として 自尊心を伸ばしていくということを考えていくということですね 。
まずはセルフコンパッションありきで その次に自尊心ということなのでしょうか 。
自尊心が高いとき人の不完全さがひどく目につくときがあります。
そして私自身はたいしたことないのだから他者に対して、そんなこと思ったらダメと思ってしまう自分がいます。
それらの葛藤で自尊心を高く保てないというイメージを持っていました 。 

自尊心とは 他社との比較や自分の満足という非常に儚いものの上に成り立っていますということに 注目すべき答えがあります。
確かに自分のモチベーションをいつも上げていかなければいけないというところには 人との比較が必要になります ね。
比較することによって自分の優位性を感じられるということは 人との競争意識がそこで働くということです 。
いつも負けず嫌いな気持ちの人は 誰よりも早く 誰よりもたくさん誰よりももっと ということに 重きを置いていると思います。
要するに負けず嫌いというのは 人との繋がりを持てないということなのですか。
他者を敵とみなしているのですか。
負けず嫌いで自分を成長させてきた人は大勢います。
そこには他者との比較が常に存在しています。
他者があるからこそ勝ち負けが存在します。
勝ちにこだわっていると力が湧いてくることもありす、孤独でもあり続けます。
他者と繋がりそして自尊心も維持し続ける。
両方を持ち合わせるのは可能なことなのでしょうか。
その両方を観察していくことがマインドフルネスにつなげていくようにしたいなとおもいます。